雨の音が暗闇に溶ける ライターの火が 手元を照らす 街もあの子もみんな寝ている 天井見上げ そっと火をつける 長い旅の途中さ 嫌なことばかりでもないけど 良い夢を見ていたい かけた魔法が夜に溶けるまでは 見えないもの見えた煙の先 忘れちまった今日は何曜日 明日のことは明日やれば良い 電気を落とし静かに揺れる ロックステディ 風が冷たい今夜は ふとした時に考える 明日から俺はどこへ向かう この先にどこの誰と出会う そしてこれから誰と別れる 星が神妙な俺を笑う 月が道は照らしててくれる 南の音がまた耳をつく 進めと優しく背中を押す 雨の音が暗闇に溶ける 街もあの子もみんな寝ている