旅のための靴は履かないよ 裸足の裏で押し花にしたいの ビー玉のなかには海があって そこへ君を連れて行きたいよ 呑気な大人は嫌われるから いつか風船を割って 落下してあげるから 夏の花が好きなひとはね きっと夏の夕闇に死ぬのでしょう 綺麗な骨って言って 虚しいものは息を止めて 花瓶の花も僕に働いて これまで悲しんでみたりして 仕方ないね 慣れてしまおうね 必死に許して続けていくからね 追いつけないほど沢山あるね この身体はとても大き過ぎるの ひとりだけじゃもう 使いこなせないの どうか一緒に使って ほんのすこしのあいだ、またね 君は散歩に行くといいよ