Track by五十嵐 浩晃
春を集めて髪をとかす君を そのまま心にしまってみたい ある日疲れた僕の胸を洗う 光のしみ込んだ小説みたいに テラスにひなげし飛び交う蝶々と 果てしない愛と いつ忘れた 空のこの青さ そんな驚きのひとかけら さりげなく君は 言葉以外のひとのめぐりあわせ いまさら身に染みて静かな昼下がり 歩いてくれるね小さな明日を くちびるに歌をおき