日差し差し込む 廃れた青 人が消えた街を歩いていた ガラスと空気 暮らしの跡 見えない時間の分 変わっていく 名前も知らないガラクタから 古代の音が溢れ出す どこか寂しくて懐かしい歌が 淡々と脳内を震わせていく 終末の向こうだって 過去になってしまったんだ ナビなんてない旅の中で生きる 空想を描いていた少女の夢のような 終わりも愛おしい 摩天楼に問いかけて やがて記録は歴史となり 未来の方から手招いた 知りたい感情も 解けてしまったなら とうとう心も機械みたいだ とりとめない妄想に 囚われていたかったんだ 崩壊を抜け出した この世界の住人は 帰らない主を待っている 荒廃は進んでいく 時間なんて知らずに 行方が決まったら 摩天楼で見下ろして