風 水面を優しく撫で 君はどこへ行く 陽だまりで戯れる スズメのつがい くすぐって 風 のんきなわた雲のせ どこへ流れてく この街を この日々を 抜け出すのなら私も一緒に ただ川を下ってく まだ知らない遠くへ 海辺の街で行き止まり 私は帰らなきゃ でも風 君はこの空を思うまま行け 風 君の吹く空は晴れ この胸は曇り いつの日か分かり合う時が来るから 大丈夫だよね まだ白いキャンバスに ただ絵空事描く 誰も知らないこの祈り いつかは届くはず ねえ風 それまで私と話していよう 窓から差し込む霧に包まれて 夢を見てた あの日のこと 君の隣 風 私を優しく撫で どこへ帰ってく また君と会えるなら 迎えに来て 私のこと 風