心が溢れて仕様がない ただ僕は歌いたかった 夢と生活の間でひとり 抱えたギターと憂いがひとつ 人生なんて下らない! ならそういう歌を書こう 六畳一間の宇宙を冷やす クーラーが唸っている 青春にリボンを巻き付けて チラシの裏も釣り合わないような たったひとつの本当は その全部が嘘っぱちって事 大概だ!理想も約束も その影を踏む理由も ほら、忘れた事すら覚えてないなら 最初から要らなかった 躓いて 転がって 嫌になるほど空が青くて もうちょっとだけ 優しくなれないかなあ 歌いたい事など何もない ただ僕は死にたかった 皮肉と本音の隙間でひとり 抱えた自尊に溜息ひとつ 人生なんて下らない から別に用事も無い 六畳一間の宇宙を壊せ ペンと五ミリ方眼で 幻想を舌下で溶かして 音符に乗せて嘘を吐く商売 お買い上げの諸君には 飛びっ切り綺麗な造花を (笑い声) 大体さあ! 答えの無いものの学問って 可笑しくない? なあ、 善く生きる為の秘訣がどうより死ぬ 程愛してくれよ 躓いて 転がって 鉄の匂いを飲み込んで もうちょっとだけ 上手くやれないかなあ 嘘で隠している 本当は怯えている 夕焼けが目に刺さる 嘘で隠している 本当に疲れている 朝焼けが気に障る 躓いて 転がって 入道雲と目が合って まだ少しだけ頑張ろうと思った そんな奴居る訳ないよ 人生は下らなくて、 退屈で、空っぽで、 不公平で、嘘つきで、 不具合だらけのゲームで、 瓦礫の山、白紙のノート、 誰かの夢、ゴミみたいな映画、 もうちょっとだけ上手く 言えないかなあ もうちょっとだけここに 居てもいいかなあ