鼻で息をしているうちに だんだん日は暮れてゆくよ カラスを踏んづけたかと思ったら ビニール袋だった 君が今日も生きてたら そりゃ最高だ 「ねえもう夕方だよ。」 通り沿いのこの部屋じゃ 窓を開けることもできない 望むことはそんなには ないつもりではいるけれど 髪の毛を触っているうちに みるみる寒くなってゆくね 静かに暮らしていたいだけでも うまく行かないね 君はなんて言うのかな 「そりゃ自惚れよ。 ねえ、一緒にいるでしょう?」 通り沿いのこの部屋じゃ 窓を開けることもできない 誰か今の僕のこと 絵にでも描いてくれないか 鼻がつまってつまってしょうがない 鼻がつまってしょうがない 分かれ道に立ってた 見えなくなるまで 見送って さようならって 赤いライトが青に変わるまで 赤に変わるまで 通り沿いのこの部屋じゃ なくても同じことなのか 今も僕は部屋の中 窓を開けることができない