潮騒

歌詞

ありがとうなんて淋しくなるね 潮騒に言葉を押し隠しながら そっと君は微笑んでいる さようなら出逢えて良かったよ 沖合の渡り鳥を見つめながら そっと僕も囁く同じ気持ち 夏の終わりは死んでゆく 夢を見ているようで 大切なものにいつも 手は届かない気がした あとになれば悲しいので 何も言わないよ 大きくなる波の音が胸に迫りくる 思い出す事ならそういつでも 青空の松林で話し込んだ 君の家族のことや涙の理由 思い出す事ならそういつでも 潮騒の中に君と隠れながら 初めて交わした塩辛い接吻 どんなに時が過ぎたって 君を忘れないけれど 大切なことは今日で 憧れを捨て去ること 明日になれば忘れるので 君に触れたいよ この気持ちも波の音が 包み隠してゆく 会いにゆけば苦しいので 僕は行かないよ この出逢いも波の音が 包み込んで消える