目を疑う季節の 変わりゆく速さに 僕は置いてかれたみたい。 隠し持っていたナイフを 捨てるような厭世観で 息を殺し続けるんだ。 間違いだらけの人生だ。 この身体の乾く前に 天国を作っているんだ。 水槽で泳いでいる 魚のように終りたい。 もう何も失わないように。 目を疑う季節の変わりゆく速さで 僕ら平均を装って。 君の声を忘れていく。 僕の声も掠れていくから アレグロ・アパッショナート 大人になっていく。 美しさ求める心が 消え去ってしまうのならば 水槽で泳いでいる 魚のように終りたい。 もう何も失わないように。 間違いだらけの人生だ。 この身体の乾く前に 天国を作っているんだ。 水槽で泳いでいる 魚のように終りたい。 もう何も失わないように。