言葉はいらない。 君の手を摑まえ、走り出したら もう止まれないよ。 君の視界を遮る度に瞬きの速さで、 熱を纏うて宙を舞うのだ。 剥奪せよ!燃せよ。 ♪ もう形のいらない。 液体や気体のような関係だ。 何処までだって溶け合って 私の知らない君の色に 染められ、染めて この手は離さないよ。 夢や未来像さえ、切る素振り 忘れじの行く末 君の選んだこの花束を 持ち帰れず枯れる。 ♪ もうフィルムが足らない。 君に向けた露光は全開だ。 この温度、もっと焼きついて! 未だ白い朝に拙い色を 散らせる花咲け! この目は逸らせないよ。 形のいらない。 液体や気体のような関係だ。 何処までだって溶け合って 私の知らない君の色に 染められ、染めて この程度じゃ終らないよ。