誰もいない暗い場所できみと 出会って 手探りで指に触れた 甘くて痛い 見つめあえた短い季節が セピアにのまれて ぼくは小鳥を包むような想いで持ち 続けてる 壊さないように 理由も希望もない恋を 嘘つきなぼくは空っぽで きみにわたせるものもなくて 隣にいられるだけでいいと 思っていた それでもきみを失ったこの世界を 憎みたくないから 忘れないよ 何度春がきても思い出せない きみと見た花の色 淡くやさしい 目をそらした一瞬の沈黙が 意味するものを 気がつかないふりして 逃げたきみの気持ちから 壊したくなくて 過去も未来もない恋を とめどない後悔の中きみが 残してくれた優しさ 消さないでと雨風に祈っている いつまでもきみが 笑ってるこの世界を 愛していたいから 忘れないよ きみの瞳でその心ですべてを見て 感じられたら もう嘘なんてつかなくていいのかな 冷たい風ひとすじ 空を見た 誰もいない暗い場所できみと 出会って 手探りで指に触れた 甘くて痛い 嘘つきなぼくは空っぽで きみにわたせるものもなくて 隣にいられるだけでいいと 思っていた それでもきみを失ったこの世界を 憎みたくないから 忘れないよ 忘れないよずっと