Track by水いらず
秋が終わるころ 色づいた街も ミルク色した 夢のような時間に 満たされていた、昨日 こぼれてゆく気持ちは 積もることもなく 悠々と色褪せ 夢のように希薄な 思いの中に埋まる 掃いて捨てるほどの 自棄な虚勢には飽きている 吹かれて漂うような 塵のように軽い魂で どれほど日が過ぎたら あなたの望むような人になる 洩れいる木漏れ日のように あなたを優しく思いたいのに