ある日の空に黒い雲 燃える街を見ながら僕は言う 「明日アナタと会う約束 守れないでごめんね」 絶え間無く降り注いでる 避難豪雨の中で僕は言う 「散り散り落ちた身の殻を 受け止めてくれないか」 いつか苦い愛と友達になれたら なんて嬉しいだろう 今夜も アナタの待つ美しい未来を ここで祈ってるの どうして 僕はこんなに心が弱くみえるのか 愛してくれないかな 遅すぎたかな 視界はアイボリー 真っ赤に染まった太陽 美しさに見とれて僕は言う 「しわくちゃなその手のひらに また手を重ねたいね」 まるで子供のにらみ合い見たいね なんて幼稚だろう どうしたら 時計塔の上 懐かしい時代を 取り戻せるの そして今日も 荒れ果てた街 ゆっくり歩いていくんだな どうかどうか見捨てないで 寂しいから 歳を召しても消え去らない傷も 癒えた頃また会おう どうして 僕はこんなに心が弱く見えるのか 愛してくれないかな 遅すぎたかな やがて僕らも枯れ果ててしまうから その時は小さく笑おうか 視界はアイボリー