白い尾鰭が 淑やかに踊っている 綺麗な光を浴びて 慣れない手つき 覚束無い話 ただ若かった夏の日 在り来たりに過ぎていく 何事もない今日は貴方が居ればいい 花火の様に 燃え尽きた様に 貴方との時間が あやふやなまま 白い雨露が溢れ来る それは月明かりに照らされた人影 忘れないわ 何時までも 別れの時が 何時か来ると知ってる そんな大人びたつもりで 逸れてしまった子供みたいね ただ 怖いだけの未来 嫌われて生きている 私をどうして そんなに愛せるの 翳りの様に 時に密かに 見つめていたのは 美しいのに 心を言葉で燻らせる かなり不自然な仕草で 見せた面影 忘れないわ 何時までも 花火の様にあの日の様に誰かの様に 涙の様に 刃の様に 貴方の様に 花火の様にあの日の様に誰かの様に 涙の様に 刃の様に 貴方の様に