眠れない夜は いつもの約束の場所で 寝静まった夜に へたっぴな口笛吹かし合う ぶら下がる鉄棒 向かい合った大きな月 頭にのぼる血 ほっぺたに乗った土のにおい 逆さまの月と どこまでも続いていくメロディーを 大きな星空に浮かびながら 小石を蹴っ飛ばして 靴は空に向けて吹っ飛ばして 星空ゆびさして あるわけのない星座作ってたこと 意味なんて特に気にもせずに あとになりゃいつも笑い話に そんでもって僕らのつま先は あの公園の小さな山に向かって 歩く夜の散歩 気付かなかったね すり減った靴底見せ合う 言葉にできずに だけど言葉を超えたね 寝静まった夜に 二人のハミングロードで 口笛を吹かしてさ 逆さまの月と どこまでも続いていくメロディーを 大きな星空に浮かびながら 二人ぼっちの夜