始まりの青い空 透き通った光 おはようって言えたらな いくじなしとカラスが鳴く カーテンの向こうひらり 気にされたかった 大袈裟なクシャミ バレてなきゃいいな 一方通行の画面を見つめて 一番目のギアで ペダルを強く踏み込む 夏を鳴らした その横顔をもっと 近くで見たいんだ ベランダ飛び越えて行けたら 青い風が吹いて 僕ら二人だけの 夏の始まりを なんて思っているんだ 線をずっと描いていたんだ 交わらないと分かっていても それでもいつかと 途切れないように 伸ばし続けて来たんだ たった一人に用があるんだ 負けず嫌いが役に立った 最後まで残っていた 線香花火の願いは 夏を鳴らした その横顔をもっと 近くで見たいんだ ベランダ飛び越えて行けたら 伝えられるのかな 青い風が僕を すり抜けて行くんだ 今日を走り出す