夢みたいな話のつづき 絵本の外にあるもうひとつの 腰の曲がった杖のついた 小さな天使と僕との話 忘れ物ないように 無理矢理に詰め込んだ 小さなリュック 短いマント おさがり赤い自転車乗って 遅くならないように ケガだけには気をつけるように 丸めた新聞で叩かれた 頭の上シワだらけの笑顔 話したかったことがさ まだまだたくさんあったのにな 僕らの世界の続きが どこにあるかは知らないけど ひとつだけ僕は知ってる あのふわふわ揺れる 雲のベッドの上から顔を出した シワだらけの笑顔 あの星を僕は知っているんだ STOP!手を繋ぐ赤信号 ほどけないようにギュッと握られた ノロノロ亀みたいに歩いて よっぽど危なかしいけどね ポリポリ頭を掻いて 必死に目を細めながら ギンギラ銀の歯を見せて 今日はどんなお話かなって 聞かなくちゃいけない事が まだまだたくさんあったのにな 僕らの世界の続きが どこにあるかは知らないけど ひとつだけ僕は知ってる あのふわふわ揺れる 雲のベッドの上から顔を出した シワだらけの笑顔 あの星を僕は知っているんだ 伝えたかった言葉がたくさん 聞かなくちゃいけない話もたくさん まだまだあったんだ