朝日が昇ったこの街にもう私たちは いない 雨が降ったって風が吹いたって もう離れないのさ それは最高のデート! いつもより優しい君の顔 帰り道、いつもの駅前で 君は別れを告げたんだ 「これが最後のデート?」 言葉に詰まった私を遠避けて 君はちょっと冷たい顔してさ 「僕を忘れておくれ」 私たちを急かすみたい 発車のベルが鳴り響いたホーム 涙流している顔が崩れていく こんなサヨナラは理想じゃない! せめて君の記憶の中で私は笑ってい たかったのに 「君にもっと似合う人がきっといる 」 ってそんな無責任だね 「これが最愛の解答 もう残り僅かな僕の人生 君がいつまでも過去に囚われる ことがないように魔法をかけるよ おやすみ──」 君に逢えないこの街にもう生きる意 味はない 私がいなくたって変わらない だって涙を流してくれる人がいない んだから さらば! 夕陽がそっと背中を押して私を誘う 目眩いた景色の向こう側に君が ああ、ここに居たんだね 朝日が昇ったこの街にもう私たちは いない 雨が降ったって風が吹いたって もう離れないのさ グッドモーニング