窓に映った淡い空 太陽が照らしたベランダは ただ揺らめいた ゆらゆら 揺らめいた 昨日の夜に飲みかけた 缶ビールに残る僕の惰性は 苦くって 温くって なんて考えていた またこの季節が 退屈な僕の背中押すように 熱を浴びてくから 宛てもなく部屋を出る 過ぎていく時間が惜しくなる 晴れた夏の日 アスファルトは溶けるようさ バンダナで拭う汗が滲んでく 澄み切った海をイメージして 僕はいつも通り見慣れた街角へ 短い季節がまた戻ってきたのさ レコードの中にある夏 少し涼しげな音を出しながら 回ってる ゆらゆら 陽はまだ沈まないさ またこの季節が 退屈な僕の背中押すように 熱を浴びてくから 宛てもなく部屋を出る またこの季節がスピードを上げて 僕を置いてゆく 生温い風の残り香も消えてゆく 過ぎていく時間が惜しくなる 晴れた夏の日 アスファルトは溶けるようさ バンダナで拭う汗が滲んでく 澄み切った海をイメージして 僕はいつも通り見慣れた街角へ 短い季節がまた戻ってきたのさ