雨とシティ・ガール

歌詞

明日へと続く白線の上を 傘もささずに歩いていた 高層ビルと車に挟まれ 燃えたぎる情熱を探していた 今はうつつを盾に 空腹は敵 コメンテーターの妄想を尻目に 安っぽい映画のような速度で 僕らの旅は続くのか 色褪せた現実に並べた嘘 優しさのつもりでも言葉は無情 街行く人の吐息 歳月は人を待たずと言うけど 大切なことはいつだって 過ぎ去った後に気付くものだね 人混みに消える君の背中を ぼんやり見つめていた 人を愛する夜と孤独を知ってる 君が嫌いになっていく 夢に見た後悔の歌 僕はいま ゆれる世界で沈む陽を見て くだらないと笑う周りを背に 思い出すのはあの日の 雨とシティ・ガール 場違いに咲いた花のような思いを ずっと握り締め 報われない恐怖に怯えつつ 足を踏み出せない僕がいた 遠い記憶の中でノイズ 皆が悲しみを背負って 生きていると思う その中で分かり合って 寂しさを分かち合うように 僕らは進む 人を愛する夜と 孤独を知ってる 僕は不安になってく 夢に見た後悔の歌 去り際に足を止め振り返った君が 思い出すのは思い出すのは 僕じゃなくて他の誰かか 理想像を捨て こぼれ落ちた言葉を探してる 性懲りもなく間違いをする やめてしまいたいけど日々は行く 冷静さを欠いた僕の胸に こんな曲を書いたこの弱さにただ 降り注ぐのは あの日の雨とシティ・ガール