朧月 血に濡れて 揺らぐ影は 誰を呼ぶ 絡みついた 運命の糸 ほどけぬまま 堕ちてゆく 宵の帳 裂く叫び 封じたはずの 古き傷 蘇るは 罪の火よ 消せぬままに 胸を灼く どうして 離れたの 触れれば 壊してしまう だからこそ 背を向けた 月よ 月よ 照らせ今 離さないで この縁を 何度 何度 散ろうとも また巡りて 出逢うだろう 闇に咲いた 双つ華 重ねた声 消えはしない たとえ世界 裂けてもなお 君を探し 生きてゆく 血に染まる この道を 戻れぬと 知りながら せめて遠く 見守ろう 君の明日 穢さぬよう 偽りでも 構わない 今だけは そばにいて 願うほど 遠ざかる それが運命でも 月よ 月よ 照らせ今 この想いを 断ち切れず 何度 何度 夜を越え また貴方に 辿り着く 契り結ぶ 影と影 ほどけぬまま 時を越えて たとえ命 尽きてもなお 君を想い 歌いゆく 月影に 溶けるように 二人の声 重なりて 届かぬ想い 抱いたまま 夜はまた 巡りゆく
