どうして花は陽の差す場所を 知っているの でも、 どうして誰もそれを 気にもとめないの どうしてこんなに近くに 感じているのに どうして歌声に口付けできないの 日が長くなったね そのうち電話でもしようか ほら、また、人工衛星が 挨拶をして通り過ぎていく あのとき まとわりつく長い草を 構わぬ君は汗ばんだ手をしてさ 僕の額に触れた 少しだけ、もう少しだけ。 宇宙のかたちを触りあった 耳を塞いで まるで水の中みたいな 君の内側へ沈めて 結局季節をまたいだね 区切りなんてどうでもいいだろ まぼろし 空中楼閣 葉脈残して全部消し去った 僕らずるいよね。 でも、もういいよね。 正しい言葉は聞き飽きた 耳を塞いで まるで水の中みたいな 君の内側へ沈めて 少しだけ、もう少しだけ。 宇宙のかたちを触りあった 耳を塞いで まるで水の中みたいな 君の内側へ沈めて