淡く晴れた春霞 僕らビル風に彷徨う まるで優しくない 街角のエンジン音が どかどかと 足の裏 響いた 頷いてよ 急に消えたりしないって言ってよ 花に嵐が怖いから 細い腕強く握った 愛する人よ 僕がいるから 愛想笑いは捨ててしまいな 愛する人よ 眠れないなら 繋いでいるから 朝までずっとね 君の好きな歌だから ひとつも零したくないのに ざらついた喉に 焼けるの炭酸水が しゅうしゅうと 君は構いやしないのに 触れていてよ その存在を僕に刻んでよ 宵の金星はるか彼方 君の街は遠すぎるなあ 愛する人よ 僕がいるから 春が過ぎてもずっといるから 会いに行くから 会いに行くから 春が過ぎても会いにいくから