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虚空に消えるFairy tale

Track by少女病

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  • 2009.12.30
  • 6:50
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歌詞

眠れぬ夜 空には星 瞬いては消えゆく光の粒 見失った物語を、 叶うならば取り戻して―― 「壊れかけた夜空。 そこに意味などなく……」 人語を識り 人間のような 感覚を持って育った 黒狼[Fenrisulfr] 凶悪な ah... その容貌に 似合わず優しい名もなき子供狼 寂しがりで泣き虫。 でも そんな弱さは同種の仲間を皆 遠ざけて 不気味がられ ついには ah... 群れから締め出された 群れにいても ただ闇を畏れて震えてたのに これからはもう、一匹 幾つの願いの果てに 流星は流れ堕ちてゆくのだろう 崇高な夜を抉って 届かぬ世界に消えて それは幾つも枯れ果てるまで 求め続けていた 未来の欠片 忘れない―― 孤独は心さえ奪っていくことを いつものように森を離れ 村から程近い川の片隅に 水を求め彷徨いゆく 人影に気付くことなく 声も出せず座り込んでしまう 哀れな人間の少年 その彼もah... 一人 かつて出会った人々のように 顔を歪め逃げてゆくのだろう この牙を 漆黒の体躯を恐れ 死の可能性に触れて それは幾つも悲しいほどに 繰り返しみてきた歪な現実 その度に心が 削られていくように痛くて…… その場を動けずに 腰を抜かし怯える 少年との距離 静かに詰めて鳴く 「驚かせて、ごめんね」と 敵意は全くないと この場を去る前に伝えたい 少年の横顔を舐め 再び優しく鳴いた それは幾つも繰り返しみた 心を削られる光景じゃなく 怯えずに―― 不思議そうな瞳で撫でてくれる姿 錆ついてた弱い心 少しずつah... 孤独に蝕まれた いつの間にか失ってた 求めること夢みること 優しい手で撫でてくれる 自分をah... 恐れず触れてくれる この感情この出会いを 流星に願い続けていた―― 「離れた村から 家出をしてきたという少年は ルクセインと名乗った。 彼は人の言葉を話す 黒狼に驚きながらも、 少しずつ心を通わせていく。 “言葉を解し、 不気味がられて群れを追い出された 黒狼” “家族への不信感から家を離れた 少年” それは、 お互いが孤独という名の呪縛から 解放されるための、 大切な友達ができた瞬間だった」

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