僕が笑っていられたのは ただ 君とあいつが特別だったから つないだ手と手と手は輪を描き 何も知らない僕は幸せだった 電柱横の落書き 偶然見つけたあの日 傘で囲まれた二人 確かに見慣れた名前 僕も君がそりゃすきだよ だからって ほら 少し水臭いんじやない? 素直に言ってくれれば 僕も僕であきらめがつくのに… 僕が笑わなくなったのは ただ 君とあいつが特別だったから つないだ手と手と手は揺れ動き 一度 置き去りにした「幼なじみ」 運命といういたずら 突然出会う君と夕立 傘に包まれた二人 張り詰めた重い空気 ねぇ 君は何を求めて 強く強く僕を抱きしめるの? あいつの代わりになるのは 同じタバコの香りぐらいしかないのに… いつから僕らは恋をおぼえたろう どうして僕らはふたりとひとりになるのかな ねぇ 君は僕を求めて 強く強く強く抱きしめるの? あいつの代わりになるのは 同じタバコの香リぐらいしかないけど 僕もその気になって 右手の傘 電柱横に投げた 愛とか友情の狭間で もろく もろく 「幼なじみ」崩れた