過ぎていく季節の中で 古くなる誰かの声 彗星はわたしを連れて いつまでも塵を漂う 命、どうして、消える時まで。 マッチ棒で書いた名前で 君のいいねが文字を攫った わたしの名を呼んだ熾天使よ ねえ教えて 黒革の手帳を覗いて、 魔法みたいに生きている貴方と 出会った。 暗い森の中を彷徨って、 わからないまま 見えない 身体はどんどんぐちゃぐちゃになっ ていく。 傷つけながら、「僕ら」は 何にもなれなかった死体。 愛してる、慕い、 きっと言葉の分だけ正しくなると 思ってた 永遠の中で交差していく 「私たち」 の物語をどうか 見つけてやってはくれないか。 愛がいいなと似た者同士で 君のいいねが欲しかったんだ 戦争する言葉の針はもう見たくない 神を殺めて 君を殺めて 時間を止めて 祈りを止めて