あれもこれも、 いつか笑えるだろうか。 きっと今日も、 薬を飲み込むように 信じてみる。 「転びそうで危ないから 気をつけて。」 知らん顔で行くあんたは 小石につまづいた。 抱えすぎていたガラクタに、 あんたはまだ気づかなんだ。 もうかける言葉もないから、 好きにしなよ。 ただ愛しているから。 あんたが泣くとき、 僕は小さな器を割り、 あんたが笑うとき、 僕はただ安堵する。 そろそろ聞こえそうなものだが。 僕の心の声。 あぁガラクタに、 あんたはまだ気づかなんだ。 もうかける言葉もないから、 好きにしなよ。好きにしなよ。 何もいらない。 最後のときは、 何もいらないはずなんだ。 抱えすぎていたガラクタに、 気づいたあんたの、 顔は愛おしいだろう。