懐かしいねって笑い合う 目の前の君は本物だ そうだ前向きなサヨナラを 小さいこの声は かき消された 心地よい音と 重なっていく面影 喋り方も口癖も変わらないね 止められないストーリー 巻き戻しは選べない 決められた道を真っ直ぐ歩いていく 優しい時間 色褪せない写真 僕の周りだけ 一緒に登った長い坂も 忘れたかったはずなのに 離れられなくなっていて 浮かぶ想い届いたら 君の隣でいつまでも まるであの日の続きを 夢見ているようで 懐かしいねって笑い合う 目の前の君は本物だ そうだ前向きなサヨナラを 小さいこの声は かき消された 臆病な僕は 踏み込むことできなくて 時計の針が進むのをジッと見つめた 遠くなった距離 もどかしくなって 夜の街を見る 二人きり静かな空間には わざとらしく笑いながら 昔話をしよう もう一度って君のこと この手で掴まえられたなら まだ知らない君の表情 独り占めしたくて 懐かしくって止まらない 目の前の君は本物だ どうか笑ってサヨナラを またねは言わないで 手を振った ゆっくりゆっくりと 別の別の道へ歩き始める これで終わってゆく これからの君の全てが 美しく包まれているように 浮かぶ想い届いたら 君の隣でいつまでも まるであの日の続きを 夢見ているようで 懐かしいねって笑い合う 目の前の君は本物だ そうだ前向きなサヨナラを 小さいこの声は かき消された