これ以上何もないところ 普通のふりしてたら気づかない場所 交差する道路の側面で あなたに伝えたいこと 投げ捨てた 陽射しの中に消えた なんか 忘れてたけど 季節が生まれる声を聞いたからか 置き去りにできないこと 思い出したのに 早くしないと溶けてしまう 走る走る 半透明になって 最後の夏も渡りきった 暴かれてくワンシーンが 隠してた沢山の美しいものを さらってしまうことが寂しいけど 覚えている8月の風景 通り抜ける 懐かしさにぶつかったまんま 揺れる友達 虫の鳴き声 通り雨が降らないように 硬い蛇口を閉めてまわる そして 走る走る 半透明になって 最初の願いを振り切った 暴かれてくワンシーンが 隠してた沢山の美しいものを さらってしまうことが寂しいけど 覚えている8月の風景 通り抜ける