ああ、いつ迄続けるの? この贅沢な後悔の舞。 踊りが上手くなった分が 今日の価値?ノー。 だが今にも思い出して 開いてしまいそうな脳内。 毛細の血管が夏で 快感かエモーション。 冷えたクーラー煙草の 煙で咳き込む車内。 かなり長い間夢見ていた様だ 郊外のコンビニで起きた。 誰もいない、いる筈などない。 あなたが笑ってるからこの回も 現実じゃないと確信は出来た。 車から降りた。 雑木林からの蝉の音か。 ノイズか涼やかな風が 張り付いたTシャツを剥がした。 こめかみから汗ばんで 色めいたあなた湿度は100%かな。 「まるでサウナみたいじゃない?」 唇だけがやけに赤いな。 いくつかの雲が浮かぶ高架線を 見上げてクラクラしたよ。 生ぬるい水が肺に入り溺れたのさ。 思い出したんだ遠い夏、 ショートカットの少女の事。 足りない何か探したままだった。 湯気があなたの体から ゆらゆら立ってる映画の中、 これは何周目だったかな。 額の汗を拭った僕は 言葉にならない声で 「ここはどこなのさ」 まさか数時間後に 二人雨にやられてるなんて、 誰も想像出来ないよ。 僕らがどんな大人になるのかも、 想像出来ないよ。 ひとつだけ教えられるのは 僕だけがまだここにいて、 茹だる夏の中。 誰も、もういない町で 遊んでるまま。 クリーニング屋の窓から 漏れ出した匂いは午後の3時。 欠落した色が何かわからない ブラウン管が交差点に 捨てられていた。 思い出したあの日のままの ショートカットの少女はまだ 足りない何かのせいで苛立った。 僕じゃない遠くを見て さめざめ泣いてる映画の中 あれは何週目だったかな。 額の汗を拭った僕はある種の 快感に触り始めた次第さ。 湿り気のある雑草が 飽和状態して思い出すの。 どこにも行けずに何にでもなれた 希望と絶望の サティスファクション。 これは言わばスイッチ、 むせかえる午後に、 コンビニの冷気、 足元に徐々に、 溜まってしまって痛いよ ちょっと待って、 夏休みの再放送。 思い出したんだ遠い夏。 ショートカットの少女のこと 足りない何か探していたようだ。 確かそんな気がしているのさ。 徐々に薄れtake記憶のなか あなただけが睨んでるまま あなたは誰だ