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カサブタハガレタ春

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  • 2021.08.14
  • 4:50
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歌詞

あらかに長い春のこの夜を 何年だって待っていた。 よーいどんで駆けて行く 少年の背中を見て、 僕だけ反対方向に 歩いたままっだった。 今は春と言うには少し暑すぎた 昼間の温度16℃ぐらいを引きずった 深夜なのさ。 だらだら口から 流れ出した真っ赤な 悔しさを拭いてくれ。 だいたい深夜。 昼間は眠る。 悲しいが多いからさ。 生ぬるいな。 半端な風が 纏わりついたから。 後ろは春で伽藍堂だ 振り向くな。 飛ばされないように しなきゃ行けない ような時代の間に 瞬間遠くで吠える 憎悪みたいな怪物が どこまでもどこまでも、 ついて行くよと笑う。 はらり花びらが カサブタにさわるよ 疼き出した傷と 平行線な永遠の 快感歩いていた。 涙は堪えて 息止めて走れよ。 桜前線が上昇し 青春が目を覚まして しまう前に、 どうしようもない考えが 路地から飛び出したから 口を塞ぎ引きずり 墓場まで歩いて、 ほんの少しだけ吐き出した 言葉を埋め、幸い、 誰も見ていなかった それだけだった。 まだ歩きたりてないな。 暴力的に眠たい 日々のまにまに、 漂ったんだがわかってんだな 薄明かりの真下に 白笑今日日強要同調思考 理想郷ぶる同窓会帰りみたいな 気持ちとショーウインドーに映る 理想像。 くだらなくて痛くて泣いちゃうよ。 桜の枝が今日は 差し出した何かに見えて 花びらは飛沫を上げ出して、 手遅れだ目を背けて この産道通ればいつだって ゼロになるのが悲しくて、 その感情を忘れるなよ いつか抜け出す僕のために。 はらり花びらが カサブタに変わるよ はしゃぎだした傷と 平行線な永遠の 快感歩いていた。 涙は堪えて 息止めて走れよ。 桜前線が上昇し 青春が目を覚ます前に カサブタ剥がした。

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