あの街の夜から盗んだ 声になる前の魔法なら あなたを連れてゆけるのに 春めく風が鼻先をかすめている くらしている 最寄り駅のホーム ほつれる髪もひそやかに 終着駅のさりげない誘惑 霞がかっては吐く息に混ざる そして坂道降りきる時 きっとわかるような気がして めくるめく景色の中 あなたに会うその瞬間さえ lookback&kicks あなたの街にはぼんやり光る海 フィルムが写す真実を片手に そ知らぬ間に時は過ぎるので 刹那の列車に乗っていたくなる 階段登って迎えにきて 未来まで知ってる天使だって 手を繋ぎふざけて笑うわたしたち 止められないまま lookback&kicks 見上げる 空模様 帰るホームタウン 胸焦がして 風狂い 少年 とめどない季節を 忙しなく くり返す街を