うらやむほどの男に「俺」なりたくて みっともねえ真似をずいぶんしてきた だけど良いも悪いも全部自分だから せめて人の心を決して裏切らぬようにと 筋の通らぬせち辛いこの世の中で あいつとうまくやっていきたいだけだった 信じる心はバナナのたたき売りみたいに しおれた花に足をふんづけやがる 泣くな 泣くな たかだかそんな事で 泣くな 泣くな たかだかそんな事で 叩かれだまされ おまけに追いつめられ 生きる事が嫌になる時くらい 俺にもある だらしのねえ ひ弱な俺の胸を突き刺せば 力のなさと言いわけが 背中でせせら笑う わかっちゃいるけどやめられねえ事もあった だけど生爪はぎ取るほどの痛みでもねえ わかってたまるか 大粒の涙をちぎり捨て 眠れぬ夜に ただひとり酒をかじる かみしめる口唇からなおさら血がにじむ だけど容赦なく明日は俺の頭上にやってくる 泣くな 泣くな たかだかそんな事で 泣くな 泣くな たかだかそんな事で 叩かれだまされ おまけに追いつめられ 生きる事が嫌になる時くらい 俺にもある 泣くな 泣くな たかだかそんな事で 泣くな 泣くな たかだかそんな事で 叩かれだまされ おまけに追いつめられ 生きる事が嫌になる時くらい 俺にもある