「抱きあえば 抱きあうほど 涙が出るのは 決して悲しいからじゃないよね 私を抱いてるその向こう側で あなたは何かを 探しているんでしょう」 「遠くへ行かないで お願いだから 私はここにいるのよ あなたがみつめてる私だけを見て どこか知らない場所へ連れてって」 『たのむからそんなに 苦しまないでくれ 一途な願いのまま 時を駆け抜けてゆけ お前は お前を失いながら 俺の中で迷わず溶けてゆけ』 <♪> 『お前の吐息が寄せては返すたび 俺の鼓動に重なってゆくだろう きっと生まれる前に俺たちどこかで 出会っていたのかもしれないね』 「そのかすかな記憶を たぐり寄せるために あなたは私を愛しているの?」 『そうさ もしもこの俺が 死んでしまったとしても お前の 魂 の中で俺は生きるから』 『たのむから これ以上 悲しまないでくれ 朝がくるその前に二人で行こう 雪降る 限りなく白い場所へ お前と二人で 行こう 雪降る 限りなく白い場所へ お前と二人で 行こう』