じゃあ 無言のままでもいい このまま途絶えないならいい たまに聞こえてくるのなら 息づかいや 大きな溜息でもいい そっちで鳴ってる救急車 打ち上げ花火の影 ビードロ色の涙は 受話器じゃ気付かれなくていい ただ「あなたが元気で 幸せでいればそれでいいの」 と並べた言葉は嘘 逢えないのも触れないのも あたしがいないのも全部嫌 本当は結局は そんな場面 想像するだけでも嫌 <♪> 今この部屋にあるのは 隙間なく埋め尽くされた「好き」 時計の針はそっと回って 気が付けば知らず空は明るい 考えすぎたあなたの事 最高と最悪を一度に思い描き どうにかなってしまいそうよ 初めて逢った冬 香り放つ冷たい冬 忘れられない目の奥 逢いたいから溺れたいから あなたにふれて確かめたい あたしの胸の中が 擦り切れる音が 本当に聞こえるのか <♪> いつもいつも 決まって顔を上げる時は あなたがあたしを追い越した後 やっと真っ直ぐ 見つめられるけど 唇噛んだ姿あなたは知らない 逢えないのも触れないのも あたしがいないのも全部嫌 本当は結局は そんな場面 想像するだけでも嫌