風に泳いだ 桜の花びら ひらひらと 思えば長い 道を歩いて ここまで きたんだね ずっと続くと 思ってた日々も 終わるころ 今ならわかる さよならはきっと 旅立ちにかわった まだすこし 冷たい風 夕暮れが 舞い降りた さよならはかならずいつの日か 胸の奥に咲く花に変わる 届かないこと わかっていても 求めてしまう 欲張りだったり 夢見がちだったりする 僕らがいて ふと誰か 口ずさんだ 懐かしい あのメロディ 過ぎし日はいつでも美しく 僕らを迷わせるものだから それぞれの旅路を急ぐため ふりむかないと約束しよう 握った手のぬくもりもいまは 思い出せないくらいになった 風に舞う桜の花びらは 今年もまたゆっくりとつもる