春風のように優しく あたしの髪を撫でるあなたの指 少しでもあなたを感じたくて ぴったりと身体を寄り添う あたしの願いはひとつだけ あたしの願いは カセキになれたなら あなたの胸に抱かれ 深い深い土の中何億年も眠る 願いが叶わぬなら このまま時よ止まれ やがて昇り来たる太陽も 消してしまえ 別々の列車に乗り込む 窓越しにあなたを見つめる あなたの温もりがまだ残る唇を 強く強く優しく噛む あたしの願いはひとつだけ あたしの願いは カセキになれたなら あなたの胸に抱かれ 深い深い土の中何億年も眠る 願いが叶わぬなら このまま時よ止まれ やがて昇り来たる太陽も 消してしまえ