たとえば今僕が消えていなくなって この世界で変わることを指折り 数えようと 広げた掌が涙でにじんで行く きっと何も 何一つ変わらないだろう 変わらず時は流れ 夜は明けて季節は巡り 風に揺れる緑の樹々は その日も光を浴びて たとえば今君が 消えていなくなったら 裸足のまま飛び出して探し 続けるだろう この世界の果てまで この身果てるまで 君を求めどこまでも どこまでも歩いて行く 苦しみ抜いて 悲しみ抜いて 涙にくれて 笑顔忘れて これが君の生きた証なら 僕は受け止めて生く こんな風に君のこと 強く強く思えるから 僕は消えていなくなったらいけない と思う 今僕にできること 君のためにできること それは僕が前を向いて 明日を生きていくこと