AWA

empty city

Track byメレル

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  • 2018.11.18
  • 4:26
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歌詞

刺す風が冷たかった 朝靄の舞う駅のホーム この街にあなたが もういないと思い出す 吐く息が白く揺らいで 生命が続いていると知った この声は誰に向けて 使えばいいのかな 「それじゃあね」って笑ったあの日 の 有効期限の切れた約束を わたし いつまでも捨てられないで 「苦しくて」って嘆いたあの目が 通行止め 言い渡すみたいで 停車中のドアはとっくに開いている のに ねえ今も 相当量の酸素があって 散々な呼吸は続いた 飾った靴も あのピアスも 無色透明なんだ 簡単だった方法論は 季節の残り香に消えた 何処にいたって苦しいなら あなたに会いたいな ああ 薄れていくイメージを辿って 曖昧な思い出は美化した 眩ませた視界では 嘘も本当もない 境界なんていらないと言った 情景がもう灰色に満ちた 朧気に薫る緋 冬がもう終わるらしい 3番線に足音の海 この両脚は行く宛も無いまま 均整をとったこの街じゃ ノイズみたいで不釣り合いだ 小さく吐いた息はまだ白く 残った記憶といやに似ていた あなたの影をどこか探していた その声で何回だって聴いた歌が 呆れるくらいに鮮明だった 汚さないで 綺麗なまま 忘れてしまいたいな 想像力のループの前で 願いはゆらり 風に散った 何処にいたって苦しいのに 此処じゃないよ ねえそうでしょう? 行ってしまった列車の方に 散々な明日が覗いた 時計の針はこの記憶も 磨り減らしていくでしょう 4番線に列車が着いた わたしはひとり 何処へ行こうか 呼吸がずっと手放さない ささやかな祈りが 続いた

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