濡れた靴が重くて 駅のベンチでうずくまる スマホの通知 何もなくて僕がいなくても世界は 静か 強くなるしかなかった 泣いたら負けだと思ってた 「ごめんね」も「行かないで」 もきっともう聞けないまま 誰かに見つけてほしかったでも 誰にも気づかれなかった 優しい嘘でいいから少しだけ 抱きしめてほしかった 夜が明けても 帰れない僕の居場所はどこにもない 愛さたかったそれだけだったのに 白む空がやけにまぶしくて 逃げたはずなのに涙が出る ポケットの中千円札行ける 場所なんて限られて家よりまっな 孤独を探して今日も歩いてる 正しさなんて知らないよ 間違ってても 信じたくてあの部屋の 匂いだけがまだ胸の奥に残ってる 名前を呼んでくれた声今はもう 思いだせない怒ってくれてた 日々がどれほど幸せだったろう 遅すぎた気づきだけを心にしまって 歩いているもう戻れない帰る 場所はもうない
