魚が跳ねた

歌詞

巣立って行くまで 見守れなかったけれど 束の間の幸せの中で僕を 変えてくれたね あれから一日だって 思い出さない日はないよ まるで昨日の事のように日毎夜毎 キラキラ光る 川面に三羽の鴨がじゃれあう まさひなみよは 今頃どうしているのかな 水平線から届く朝を迎えに行こう 傷ついた夜を新しい光で早く消し 去ってくれ まだ冷たい春の風に小舟が 揺れている 曳舟が下って行った引き波でまた 揺れた 何処からか飛んできた一片の桜 今日が終わろうとしてるけど僕は 始まりの中にいる 工事現場のショベルの轟音が鳴り 響く もう問い詰めるのはやめよう 夕焼けの街にすべてが輝いてるよ 君に会えない夜だけど 君に会えない夜だけど 変わらぬ愛の河を下って行くよ 人に会えない夜だけど 人に会えない夜だけど 潮は満ちてきた魚が跳ねた 明日も晴れるかな 学校帰りのランドセル 逆らえない時の河に跳ねた小石が 思い出になった 明日この土手の帰り 道君に会えるかな どうにもならずに割り切れぬまま 祈るばかりさ 君に会えない夜だけど 君に会えない夜だけど 変わらぬ愛の河を下って行くよ 人に会えない夜だけど 人に会えない夜だけど 潮は満ちてきた魚が跳ねた