地獄の底に行こう 貴方とならどこまでも そんな嘘はともかく 優しくされてみたい 塀の向こうに誰かの声 混ざり方は知らないね どこかで誰かの すすり泣く音を聞けど 無視します うつむき歩くうち 海へ出たのさ 恋の始まり 波しぶきが宙を舞う 君の横顔をいつか 思い出してみたいよ 血反吐を吐いて今日も 帰りのバスに乗り込む それはそれで良いから 世界を救ってみたい ゆらりゆられてあなたの所まで 届けてはくれないねえ 月が出た出た瞼の裏 暗い森を抜けたあと ふたりは息を潜め 海へ出たのさ 恋の始まり 波しぶきが宙を舞う 君の横顔をいつか 思い出してみたいよ 夢の続きが夕闇に紛れて光る 君の言葉は煙に巻かれて 消えていった