また無邪気な雛が 誘い込まれてゆく 鳥籠の中は狭く盲目 支配されてることすら知らない 「あなたの為なら全て捨てるわ わたしを選んでくれたから こんなに温かい人はいないわ これが運命だ愛だ。」 なんて。 従順な小鳥が まんまと落ちてゆく 手のひらの上で揺られ恍惚 嘘か真の区別もつかない 「あなたが言うなら間違いないわ 未熟なわたしが悪いから こんなに優しい人はいないわ 隣にいさせてくれるなんて。」 そして一羽の鳥は 外の世界も飛び方すらも 分からないままもう抜け出せない 苦しい?虚しい? 勘違いだわ 独りになんてなりたくない 「あなたがいないと生きられないわ ここがわたしの幸せだよね。」 言い聞かせてるの 現在(いま)も