どこに紛れた?閃きかけたアンサー もう遅いけど 何も持たずに走り続けたランナー どこに向かってんの ため息のような呼吸 雨に溶けて 誰にも触れられない やがて 忘れ去られてしまう孤独な魂 そのなかに きっと懐かしい海がある 涙によく似ている 過ちさえも飲み込んでく 失くしたものは還らない そっと囁く声がする 人知れず降る流れ星のように 陽の光に溶ける氷柱のように 目を離した隙に消えてしまうの ふと うつむけば泥にまみれた鏡像 もう慣れたけど 理想の裏で溜まり続けた煩悩 どこに吐き捨てんの 絡みついた苦い記憶 ほどけなくて 誰にも触れられない すぐに 忘れ去られてしまう虚ろな魂 そのなかに 散ってさびれた破片がある 硝子によく似ている 消せない傷を刻んでいく 私の声は届かない ずっと遮る壁がある 頬に流れるこの涙はなに? 胸に広がるこの痛みはなに? 壊れていることすら分からないの 行き場のない無価値な私は 生きていく 意味が欲しかっただけ 誰にも気づかれない 色が逆さに照らされてく孤独な魂 進みたい まだ一筋の光がある 涙によく似ている 過ちさえも飲み込んでく 失くしたものは還らない そっと囁く声がする 人知れず降る流れ星のように 陽の光に溶ける氷柱のように 目を離した隙に消えてしまうの