忙しなく動くワイパーに 無意識に急かされたみたいに 行く道を急ぐ 私の 視界の隅に見えた横顔 すこし上がってた 口角 ほんの数瞬ゆっくり時が 流れたような気がする 夜明け時 騒めく人混みの中 見つけたあなたは 急に降り出した雨さえも 愛しいみたいに笑って 染まって染まってく 虚ろな心が染まり、染まる こみ上げて押し殺す つい漏れ出した思いは伝ってく もう一度だけ その声に身を委ねて 雲間に届くほどの声 君の声に触れさせてよ Slowly slowly 胸に染みついた匂い 黒い雨に攫われて 騒めく人混みの中見つけたあなたは 急に降り出した雨さえも 愛しいみたいに笑って 宙に浮かんで上ってく 雨とすれ違うように重なる 約束とあなたは 焦がれる心とわたしで もう一度だけその声に身を委ねて 雲間に届くほどの声 君の声に触れさせてよ 忙しなく動く ワイパーに無意識に 急かされたみたい