思えばもう何日も夢を見ていない 繰り返すだけの 日々がそうさせたのか 傾く影の中に落とす足跡 取り戻すことはきっとできない 何ひとつ 求めたすべてが 失うものになって 与えたいはずなのに 奪われるのが恐くて 気付いて 傷ついて だからぼくは きみだけには 触れられない 例えば賢者の贈り物の話 無駄にしただけの価値か そうじゃないのか 蓋をして鍵をかけて捨てる 明日も 忘れ去ることはきっとできない 何もかも 求めるすべてが 失うものになって 守りたいはずなのに 戦うのが恐くて 馬鹿で 泣いてばかりで だけどぼくは きみだけには 笑ってほしいんだ 求めたすべてが 失うものになって 与えたいはずなのに 奪われるのが恐くて 気付いて 傷ついて だからぼくは きみだけには 触れられない きみだけには 見えなくていい