苦しいだけの至福が襲い来る 緑色の夏がおわって あなたはいなくなった さよなら つかの間の幸福を 享受して おやすみ あなたとの戯れが 砂になってしまわぬよう 横顔から零れてる 愛にみえる何か 掬いあげずに おわり 揺れる 揺れる 空っぽなまま揺れる 自分という器の中 何もなくて退屈だなあ 倦怠と空虚 意味ない善悪と躊躇 浅はかなままで街に身を委ねていく 名前も知らないあなたがいた 言葉なんて無くて構わなかった 疑わないで今日も 飲みこんだよ色々 いつかは心までくれるかなあ 求めるだけで 欲しいものが手に入るなら あなたの声で 満たしてほしかったなあ 苦しいだけの至福が襲い来る 緑色の夏がおわって あなたはいなくなった さよなら つかの間の幸福を 享受して おやすみ あなたとの戯れが 砂になってしまわぬよう 横顔から零れてる 愛にみえる何か 掬いあげずに おわり 触れる 触れる あなたの手が触れる 灰色の景色のまま 愛せるのは退屈だなあ 旋回後急降下して熱帯魚みたいに宙を舞う ユートピアみたいな朝焼けのバビロン 笑ってよもっと ほら笑ってよもっと 目を刺すくらいの日差しがほら見てるよ 笑ってよもっと ほら笑ってよもっと 目を刺すくらいの日差しがほら見てるよ 求めるだけで 欲しいものが手に入るなら あなたの声で 満たしてほしかったなあ 移ろいゆく記憶が癒やしていく 隣にやっと秋がめぐって あなたは綺麗に消えた さよなら つかの間の絶望を 甘受して おやすみ あなたとの思い出を 夢の奥底仕舞いこもう 横顔から零れてた 愛にみえた何か 乾いて朝に 消えた