バイバイじゃなくて さよならって言ったあの子は ほんとにいなくなって 駅の三叉路で振り返って 世界でいちばん可愛い顔した 今日いくつの恋が終わったんだろう 美化しちゃいがち ありがちな毎日で 僕らは一瞬だけ輝く 電車間違えて眠りこけて 不安になって泣いたりした 浮かんだリズムは 眠気と共に消え去って 盗んでしまいたいほど 君は歌だ 風のように去っていく愚かな季節 待ってはくれないものね バイバイ素敵な人 リュックに愛しさを詰めて 歩いた日よ ふらふら生きてる今は見せられない あの頃の僕のままでいて 忘れてくださいで済ませられるほど 単純な愛ではなかったのに 僕らはいとも呆気なく ひとつの恋を終わらせる 夜を延ばしてあの子はどこへ 背中の記憶だけ残して 扉開いたら寂しさだけ置いて 人波に溶けるだけ 君は歌だ ふざけて踊った3拍子 ほどけた靴 僕だけのものだった