子供の頃からそうだった 3人で1つだったんだ 夕暮れ時 公園のシルエット 手を繋げばいつまでだって こうしていられると思ってた 僕の定位置は真ん中で 心も身体も 大人になっちゃって 生まれた気持ちは三角形 結ばれたのは 僕じゃない二つの点 お揃いの思い出 多すぎるから その分だけ 心も痛くなっていく 僕はずっとここで立ってるだけ 離れていく僕じゃない シルエット 3人の景色しか知らない僕じゃ 急に広くなった世界の中で 歩き方も分からなくなって 空っぽの両手を見つめるしか できなくなったんだ あの人を好きになっちゃった そう言われた時はすでに 僕も同じ気持ちだったよ 本当は絶対負けたくなかったんだ 後悔したって泣いたって 時間を巻き戻すなんて できないこと 分かってたのに 広すぎる公園の 小さくなったシルエット 「僕も好きだよ」なんて伝えたら 優しいキミを困らせるだろう 泣きそうだ お揃いの思い出 多すぎるけど これからは全部が独り占めだね 近くにいたいなんて 今更すぎるでしょう わかってるから 孤独なシルエット 夕暮れは真っ直ぐ影を伸ばすのに 変わる事のない横幅は一人分 寂しくずっと震えてるだけの 空っぽの両手が見えないくらい 今は泣いちゃおう