何一つ知らないで ズボンを履いた雲を見た 同じシャツ やな匂い ほうき星 屋根をうつ ズルいことばっかしてた くせにいつも一番で 客のベル気にせずに 一つ目のドア開けた マラルメで気が触れて ませた勘違いした 嘘つきで目は緑 口笛も誰かの真似でしょ 珍しく なぜかなんだか 今日はとても天文学的で イカれてくあの子の部屋 ほうき星 屋根砕く ベトナム産のキャンバスで 君は 安い ペンキで 世界の全てを描くさ 全てを描くさ よくあるつまんないペンで 君は知らないまんまで 世界の全てを書くさ 全てを書くさ 落書きのふりしホーボーへ 覚えたてのサインはホーボーへ 習慣の中止を 一回きりの再放送ない号令を 放浪するにはこぎれいすぎる アスファルトをそれでも踏み閉める 君と期待外れの旅 予定通り ジャックケルアック読んでた 安物のそのキャンバスじゃ それじゃ 安い ちゃちい ことしか写せませんか? 決めつけますか? よくいるつまんない君じゃ それじゃ そのまま つまらず 淡々と終わりますか? あきらめますか? どこにでもあるキャンバスで 君は どこにもまだない まっすぐな線を引くさ きっと引けるさ そしたら君はすぐに 光り方に 気付き ほうき星に 屋根に 空に 一直線に 世界中に一度きり 知らせるさ